(仮訳)大陸間隔離分布を示すアンズタケ属菌2種
Shao, S-C., Tian, X-F. & Liu, P-G. 2012. Two Species with Intercontinental Disjunct Distribution of the Genus Cantharellus. Journal of Yunnan Agricultural University. Available at: http://xb.ynau.edu.cn/jwk_zk/EN/article/downloadArticleFile.do?attachType=PDF&id=10332 [Accessed August 23, 2016].
【R3-03226】2016/08/23投稿

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3行まとめ

中国雲南省で採集されたCantharellus cinnabariusおよびC. formosusの2種を報告した。
前者は東アジア-オーストララシア-北米、後者は東アジア-北米の隔離分布を示す種であった。
前者の同定が正しいことを確かめるとともに、後者を中国新産種として報告した。

(その他掲載種)

Cantharellus cinnabarinus (Schwein.) Schwein.
ベニウスタケ
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【よく似た種との区別】
Cantharellus minor(ヒナアンズタケ)
nrLSUに基づく分子系統解析で近縁(同じクレードIに含まれる)
nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cantharellus appalachiensis
nrLSUに基づく分子系統解析で近縁(同じクレードIに含まれる)
nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(中国新産種)

Cantharellus formosus Corner
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【よく似た種との区別】
Cantharellus cibarius(アンズタケ)
nrLSUに基づく分子系統解析で近縁(同じクレードIIに含まれる)
本種より子実体がずっと明色
nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される